オキシテトラサイクリンとは?

オキシテトラサイクリン(Oxytetracycline、略号:OTC、OxTC)とは2番目に発見された広域(英語版)テトラサイクリン抗生物質である。テトラサイクリン系の抗生物質として、細菌感染症の治療に使用される。日本では、テラマイシン軟膏ポリミキシンBとの合剤 ファイザー陽進堂)とテラ・コートリル軟膏ヒドロコルチゾンとの合剤)が販売されている。一般向け製品は同一商品名でジョンソン・エンド・ジョンソンが販売している。

オキシテトラサイクリンの抗菌スペクトルは広く、グラム陽性菌、グラム陰性菌、スピロヘータ、リケッチア、クラミジア等に有効である[1][2]が、一部の細菌は抵抗性を形成しており、その場合には有効性が低い。細菌が必須とする蛋白質の合成を阻害して作用する。蛋白質を合成できない事で、細菌は成長、分裂、増殖を妨げられ、人体等の免疫機能で処理され、または自然死する。

OxTCはアクネ菌(英語版)によるニキビの治療に日常的に用いられている。海外ではクラミジア感染症(胸の感染症であるオウム病、目の感染症であるトラコーマ、泌尿生殖器への感染症である性器クラミジア感染症)、肺炎等を起こすマイコプラズマ感染症、インフルエンザ菌等による慢性気管支炎の増悪、リケッチア感染症やQ熱の治療にも使用される。

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Last-modified: 2023-03-09 (木) 06:31:54